めがねマガジン

2014.05.27

CATEGORYめがねマガジン , めがね雑学

第一回:パソコン用レンズについて

普段からパソコンやスマートフォンなどを利用することが多い方は、眼が疲れやすいと感じておられることと思われます。
そこで、そんな眼精疲労を少しでもやわらげるために、どんなめがね用レンズがあるのかについてご紹介したいと思います。
 
【1.ブルーライトカット・カラーレンズ】
液晶モニターからはいろんな波長の光が出ていますが、特に眼の疲れの原因として指摘されているのが、短波長と言われるエネルギーの強い光です。これは色で分類すると、紫色から青色にかけてのいわゆる「ブルーライト」と呼ばれる光で、これらを効率的にカットし、眩しさによる眼の負担をやわらげる効果のあるレンズが「ブルーライトカットレンズ」です。
レンズの外見は青い反射膜となっており、かけて見ると青色がカットされた分、黄色が強調されて見えます。
液晶モニターだけでなく、LED照明や、屋外の日差しなどにも、効果的に機能するので、常用めがね用にもおすすめしたいレンズです。
また、レンズにカラーを入れることでも、同じような効果があります。
ブルーカットコート+レンズカラーのような合わせ技を使うと、より眩しさ避けの効果が高まります!
【2.度数を弱めたレンズ】
1日5時間以上、パソコンをハードに使用される方の場合は、わざと弱めにレンズを処方するのも効果的です。
眼からモニターまでの距離は45cm~70cmぐらいが多いと思います。
そのため、たとえば近視の方で、視力が1.2出せるめがねをかけてPC作業をした場合、眼の調節力を使って、PCモニターにピントを合わせていることになります。この調節する力が働いていると、眼の疲れの原因になるので、PCモニター用にレンズの度数を弱めることで、調節力をあまり使わずとも、ピントを合わせることができるようになります。
※度数を弱める為、当然遠くの見え方は落ちます。PC作業専用のめがねとしてご使用ください。
※遠視の方の場合、反対に度数を+方向へ強めることになります。
【3.アシストレンズ】
2でご紹介した度数を弱めるという方法を取りながら、遠くの見え方も弱めたくない場合はコチラ!
レンズ下部がアシストエリアという近くが見やすい度数に変化しており、PCモニターをこの部分で見ることで調節力をアシスト!
ピントを合わせやすくなります。構造としては遠近両用累進レンズに近い設計です。
「まだ老眼じゃないから遠近両用は使いたくない!」という方にもおすすめできるレンズです。
※レンズ下部に目線を持ってくる必要があるので、モニターの位置は目線よりも低めにセットする方がより効果を実感できます。
 
まとめ
上記の方法は、組み合わせて使用することもできます!
(例)ブルーライトカットコート+アシストレンズで、眩しさ避けと調節力アシストの効果を持ったレンズが出来上がります。
特にデスクワークがメインで、PC作業が多く、眼の疲れを感じておられる方には、こういったレンズがあるということをもっと知って欲しいと思います。
詳しくお知りになりたい方は、実際にめがねミュージアムショップまでご相談ください。
スタッフが丁寧にご説明・ご紹介いたします!

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